スーパーサイエンスハイスクールってなに?理数系を深く学びたい人・教えたい人必見!概要をご紹介します!!

  • 先進的な教育と聞くと、海外に目を向ける人が多いと思いますが、日本国内でも先進的な教育の実践をされている学校は知られていないだけで、たくさんあるのです。

今回は、その中でもスーパーサイエンスハイスクール(以下、SSH)という人材育成事業についてご紹介します。

・SSH(スーパーサイエンスハイスクール)とは?

SSHとは、文部科学省の指導の下「先進的な理数系教育による創造性豊かな人材育成」を目指す人材育成事業です。若者の理系離れ対策の議論が始まって久しい昨今の日本で、2002年度に構造改革特別要求として出され、約7億円の予算が配分される形で開始されました。

ちなみに、SSH事業は二種類に大別できます。

・開発型

(「我が校が先陣をきって開発するぞ!」というフロンティア精神にのっとったタイプ)

・実践型

(すでに開発された教育課程を踏襲していくタイプ)

この分類は研究開発の内容に基づいて行われています。

・SSHはいつから始まった?

2002年度から始まったSSHの事業は、他に類を見ない継続的な人材育成事業です。今年で17年目を迎えており、指定校数は、初年度の26校から年々拡大しています。その後の世の中の流れを辿ると、5年後の2007年度には100校を超えました。

2013年度の時点では指定校数が201校となり、大きな広がりをみせます。

そして、2018年度の指定校数は204校にのぼります。

また、指定校数の拡大に伴って、予算も年々増加しています。初年度は約7億円でしたが、2018年度では約22億円にまで増加しています。

以上のことから、SSH事業の取り組みが広がっていることがわかります。

・SSHで学ぶメリット・留意点

〇最先端の理数教育を受けることができる

SSH事業は、予算配分を受けた指定校が、それぞれの独自色を打ち出した教育を展開出来るということに特長があります。SSH事業の目指す目的はいくつかあるのですが、将来の日本の理数系トップレベルの人材を育成する大きな目的があるため、SSH事業の指定校においては最先端の理系教育を受けることが出来ます。

そのため高校で受けられる一般的なカリキュラムの内容にとらわれない先進的かつ高度な教育を望む、好奇心旺盛な生徒にとっては非常にありがたい学習環境となります。

〇SSH指定校での一般的な取り組み

SSH指定校では、大学や研究機関と連携した授業が活発に行われています。学校にもよって異なりますが、大学へ訪問したり、宿泊で研究機関での特別授業を受けたりすることもあります。中には、学校に海外から研究者の方を呼んで、通訳付きで講義を実施している学校もあります。

また、理科の授業以外に大学でやる「ゼミの研究」のような取り組みもあります。同級生の中で数名のチームを作り、そこで半年や1年をかけて研究を進め、最後はプレゼンテーションと論文の作成までみっちり行うのです。まさに、大学のゼミのような取り組みと言えるでしょう。

〇SSH受験・入学にあたっての留意すべきこと

一つ留意しておきたいのは、SSH事業の指定校といっても、指定された学科や学年のみが対象だったり、希望制を採ったりするなど、対象となる生徒を限定しているところが一般的だということです。大学レベルの講義や研究に高校時代から触れられるメリットは大いにありますが、英語で授業や発表を行うところも少なくありません。したがって、SSHを志望するからには、それ相応の覚悟と努力が必要です。

しかし、その厳しさを経て高校時代を理数系の勉強に打ち込めば、単なる大学進学にとどまらない、将来的な可能性を大きく広げる学問的な体力がつくはずです。

・SSHで教える教員側のメリット

・研究に時間が割ける。

・主体的に学習する生徒に教えられる。

の二つがメリットとして考えられます。単純に「なんとなく」学校に在籍する高校生相手の授業では「物足りない!」とお考えの教員の方にとっては、朗報です。目を輝かせて授業内容に貪欲に喰らいついてくる、向学心豊かな生徒を教える教員生活は刺激的だと思います。

なお、最新のSSH指定高校一覧(全国)はこちらです。

https://www.jst.go.jp/cpse/ssh/school/list.html

・今後の動向

ここまでの話で、SSHの人材育成事業の大枠をご説明いたしました。SSHという人材育成事業を知っていることで、生徒本人も教員の方も自らの進路選択に幅を持たせることができます。この記事が、ご覧になった皆様のSSHの事業に対する興味のきっかけになれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA